研究課題/領域番号 |
23K01751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 群馬県立女子大学 |
研究代表者 |
歸山 亜紀 群馬県立女子大学, 文学部, 准教授 (50767358)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | パラデータ / サティスファイシング回答 / コンピュータ支援調査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の探求課題は、今後データ収集法として実施が増加していくと予想される自記式モードにおいて測定誤差をいかに抑制するかという観点から、サティスファイシング回答(とりあえずこれくらい回答しておけばいいだろうという回答行動のこと)を見分けるために、その可能性が指摘されつつも未だ利用がなされていない回答過程のパラデータ(データ収集過程のさまざまな情報について収集、記録したデータのこと)を用いた指標を提案することである。
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研究実績の概要 |
今後、社会調査によるデータ収集法として実施がますます増加していくと予想される自記式モードにおいてはサティスファイシング回答(とりあえずこれくらい回答しておけばいいだろうという回答行動のこと)による測定誤差が生じている可能性がある。 社会調査におけるコンピュータ支援型自記式モードのうち、ウェブ法(CAWI)においては回答そのもののみならず、さまざまな回答行動情報が理論的には自動的に記録、収集できる。本研究課題は、この回答過程パラデータを用いて、サティスファイシング回答を検出する方法を検討することを目的としている。 初年度である2023年度は、社会調査会社の標準的な調査票作成システムで取得可能な回答過程パラデータにはなにがあるのか、またそれを利用したサティスファイシング回答の検出が可能かを検討するために、これまでに収集していたウェブ法の回答過程パラデータの整形・加工の方法を修得することに取り組んだ。また、このような調査会社の標準的なウェブ調査票システム以外に取得すべき、または利用可能な回答過程パラデータは何かについての検討をおこなった。こうした検討は、2年目に実施を計画している回答過程パラデータを取得する実験的社会調査の設計に生かされる。 2年目に実施する実験的社会調査の準備として、調査票作成支援システムの契約をおこない、どのようなパラデータが取得可能か、取得するための設定についての検討、サンプルサイズ等の検討をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画書に記載した内容を実施できたことからおおむね順調に進行していると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
今後の課題としては、まず早い時期に実験的社会調査を実施してデータを収集することである。そのために、2年目の夏ごろまでに実査のさまざまな準備を終える。また、実査後のデータ分析の結果によっては複数回の実査の可能性も検討することになるかもしれない。
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