研究課題
基盤研究(C)
近年、他のOECD諸国と同様に日本でも上流中産階級(upper middle class)が増加している。本研究は、所得上位10%層に象徴される上流中産階級がどのような経済システム上の変化により増加したのかをまず明らかにし、上流中産階級が所有する経済的資源はいかにして社会的、文化的不平等に転換・翻訳され、階級的差異として顕在化しているのかを明らかにすることで、グローバル時代における階級生成プロセスにまつわる社会学理論への貢献を試みる。