研究課題
基盤研究(C)
エイジング・イン・プレイスは、高齢者が自ら選んだ場所 (一般的に自宅や住み慣れた地域)で長く余生を過ごすことを意味する。しかし、その概念は曖昧なため、法律・制度・サービスの整備の難しさが指摘されている。また、ライフバランスの概念や経験についても、ライフステージや文化の違いによる多様性が議論されることはほとんどなく、高齢者はライフバランスの研究の対象外となっている。そこで本研究では以下のことを明らかにする:1)老老介護世帯の介護・被介護者にとってエイジング・イン・プレイスは何を意味するか。2)老老介護世帯の介護・被介護者にとってバランスの良い生活とはどのような状態を示し、どのような意味を持つか。