研究課題
基盤研究(C)
若者の成人期への移行プロセスが長期化・複線化する中、就業が長く続かず、労働市場への再参入を果たせない若者の自立支援が喫緊の課題になっている。本研究は、中間的労働市場の形成に向けた包括的な自立支援体制の条件と課題を実証的に明らかにすることで、家族・教育・雇用セクターから若者を支援するための包括的自立支援体制の構築を目指す。特に、相談支援と労働統合型社会的企業の推進による中間的労働市場の形成に着目し、日韓の先駆的な取り組みのケーススタディと比較分析を行い、若者の社会的包摂を進めるための社会基盤の条件を明らかにする。