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ミャンマー国及びカンボジア国外国人介護労働者を対象とした利用者理解プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K01891
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

野田 由佳里  聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20516512)

研究分担者 岡本 浄実  京都文教大学, こども教育学部, 教授 (00410910)
村上 逸人  同朋大学, 社会福祉学部, 准教授(移行) (00413302)
鈴木 光男  聖隷クリストファー大学, 国際教育学部, 教授 (00548092)
湯川 治敏  愛知大学, 地域政策学部, 教授 (40278221)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード外国人介護労働者 / ミャンマー / 動画教材 / 台湾 / 労働政策 / 介護現場 / 動画 / 生活支援技術
研究開始時の研究の概要

超高齢社会に起因する安定した介護労働力の確保は喫緊の課題であり、二国間経済連携協定外国人介護労働者を見かける。また2017年度からの技能実習生は今後大きな原動力になることが期待されている。外国人介護労働者の定着に関する調査は実施されているが、介護内容や、利用者理解や質の問題に関する研究については、行われていない。研究代表者らは先行研究において、二国間経済連携協定国以外から入国する技能実習生は、日本語力以上に利用者理解が低いことを明らかにした。本研究では、ミャンマー及びカンボジア人外国人技能実習生を対象に、利用者理解を促す動画教材を中心としたプログラムを開発し、その評価を行うことを目的とする。

研究実績の概要

研究対象国をミャンマー国およびカンボジア国としていたが、ミャンマー国が軍政の影響で社会情勢が不安定なため、対象国を台湾国に変更した。
【実績1:動画撮影】9月には、研究成果の目標である動画のデモ撮影を行った。
【実績2:台湾国での現地調査】10月には、対象国を変更した台湾国の現地に赴き、フィールドワークを行った。日本人への親和性が高いという印象を受けた。日本語教育や、社会福祉を専門としている教員と面談をし、労働政策であるミール政策という視点を頂いた。また日本への関心はワーホリという感覚の若者が多く、定住して介護労働者になる可能性が低いことも明らかになった。現地での介護観は外注化という家族が多く、インドネシアなど外国人労働者を【介護メイド】として住み込みで雇用して在宅介護を行っている家族がほとんどであることや、施設介護においては、身体拘束などが横行している状況でレベルは低い状況であった。
【実績3:カンボジア国での現地調査】12月にはカンボジア国の受け入れ機関の調査、2月には、対象国カンボジア国の現地に赴き、フィールドワークを行った。日本人への親和性が高いという印象を受けた。技能実習や、特定技能などの送り出し機関の担当者と面談や、教育施設での調査を行った。送り出し機関の1つは、日本での介護実践に即応できる介護福祉用具・設備のハード面及びカリキュラムなどソフト面の充実していて頼もしい印象であったが、2023年度に入り、韓国への移住希望者が増えていることから、日本への出国を希望しているカンボジア人材が減少しているとの報告も受けた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究対象国をミャンマー国およびカンボジア国としていたが、ミャンマー国が軍政の影響で社会情勢が不安定なため、対象国を台湾国変更したものの、9月にはデモ動画撮影、10月には台湾国の現地とフィールドワーク、2月には、カンボジア国の現地とフィールドワークが済んでおり、積極的に推進できたため。

今後の研究の推進方策

【上半期】2月にカンボジア国の現地に赴き、フィールドワークを行った結果、韓国への移住希望者が増えていることが明らかになったため、韓国に従事しているカンボジア人材の調査、韓国での受け入れ体制の現地調査を上半期に行う予定である。
【下半期】日本に定住するカンボジア国をはじめとした外国人介護労働者の実態調査を計画するとともに、動画撮影を推進する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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