研究課題
基盤研究(C)
本研究は家庭養育優先という政策目標と運用実態との乖離を課題ととらえ、里親の法的地位と、里親と施設の機能に着目した上で、国際比較を通じて里親の地位保障や施設との適切な機能分化のあり方を、理論的かつ実務的に比較検討することで乖離を解消することを目的とする。これにより、里親の特質を踏まえると同時に、施設との適正な機能分化を推進できる社会的養護の理論的・実務的基盤の構築が期待できる。また、研究成果に基づく政策提言を通じて、児童の最善の利益の保障のための実効的な貢献が可能となる。