研究課題
基盤研究(C)
本研究は、矯正施設における入所者の立ち直り支援、および、矯正施設自体の組織風土の変容のため、北欧諸国の現場で成果を挙げている「リフレクティング・プロセス」を基盤とした対話実践を国内の複数の矯正施設に実装することを試みる実践研究である。具体的には、北欧の臨床家トム・アンデルセンらによって提唱されたリフレクティングを国内の矯正施設(少年院および刑務所)に実装し、当該施設とともに協働的アクションリサーチを実施したうえで、日本の矯正現場の文脈に応じたその深化の可能性を臨床社会学の視座から検討、立ち直り支援と矯正施設の組織風土の変容・更新に並行して取り組む。