研究課題
基盤研究(C)
これまで社会福祉領域において性暴力被害者支援を実態的に担ってきたのは、婦人保護施設であった。しかし、性暴力被害者の婦人保護施設への受け入れや支援には、施設間のばらつきが生じていた。また、性暴力被害者を支援するための制度施策も未整備である。しかし性暴力被害者の安定した生活には福祉的支援が重要であり、社会福祉学は性暴力被害者をいかに支援すべきかを明らかにする必要がある。これらを踏まえ、本研究では、婦人保護施設の特性を活かした性暴力被害者支援体制のあり方について、実証研究に基づき提示する。