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ヤングケアラーの時間貧困とそれに起因するセルフネグレクトに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K01959
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関茨城大学

研究代表者

佐藤 裕紀子  茨城大学, 教育学部, 教授 (00272740)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードヤングケアラー / 時間貧困 / セルフネグレクト / 学校 / 支援 / 生活時間調査 / 学校教育
研究開始時の研究の概要

本研究では、かつてヤングケアラーだった若者を対象としてインタビュー調査と想起法による生活時間調査を実施する。これらによって得られたデータを分析することにより、ヤングケアラー問題の本質が「時間貧困」とそれにより引き起こされる「セルフネグレクト」にあることを示し、それらが彼らの将来に及ぼす影響を視野に入れつつ学校現場における実効性のあるヤングケアラー対策の検討を促進させることをねらっている。

研究実績の概要

令和5年度は、現在、ヤングケアラーである者、かつてヤングケアラーであった者5名を対象に聞き取り調査および生活時間調査を実施した。
調査方法は半構造化面接である。1人あたり30分程度とし、語られた内容は対象者の許可を得た上でICレコーダーに録音した。対象者には、事前に研究の趣旨や個人情報の保護について十分な説明を行い、研究協力への同意を得た上で調査を実施した。
限られた対象(5名)のみの面接調査ではあり、暫定的な結果ではあるが、これまでの調査結果からは、ヤングケアラーに共通することとして以下の点が確認できた。①家族の世話だけでなく複合的な問題が関係している。②周囲の大人が社会的なサービスを利用することを拒否している。③本人が長期的な展望を持てていない。④きょうだいでは女性が担っていることが多い。⑤きょうだいでは社会人の年長者よりは学齢期の年少者が担っていることが多い。⑥慢性的な寝不足。
令和6年度はさらに対象者を増やし、ヤングケアラーの時間貧困の実態やセルフネグレクトに関わるデータを収集していきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の予定では令和5年度に面接調査を終える予定であったが、対象者が5名しか集まらず、面接調査の続きは令和6年度に持ち越された。

今後の研究の推進方策

令和6年度は調査協力者を呼び掛けて面接調査をさらに進め、ヤングケアラーの生活実態について時間貧困やセルフネグレクトの視点から分析を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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