研究課題/領域番号 |
23K01960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 健太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00466731)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 栄養疫学 / 時間栄養学 / 小児 / インターネット / 質問票 / 食行動 / 時間栄養 / 子ども / ウェブ質問票 / 妥当性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、時間栄養学研究のための子ども用の包括的な食行動ウェブ質問票の開発を目的とする。この質問票では、朝・昼・夕・間食のタイミング、頻度、規則性、摂取量を中心とした、時間栄養学研究に不可欠な情報を、標準的かつ簡便に測定することを目指す。詳細かつ膨大な既存の食事記録データをもとに子どもの食行動を明らかにしたのち、応募者が成人用に開発した食測定ツールを基盤として、各年齢層に対して最適化された質問票を開発する。さらに、妥当性研究を行い、開発した質問票から得られるデータの精度を検証する。本研究が完成すれば、子どもを対象とする、時間栄養学に着目した大規模栄養疫学研究が世界で初めて実施可能となる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、朝・昼・夕・間食のタイミング、頻度、規則性、摂取量を中心とした、時間栄養学研究に不可欠な情報を、標準的かつ簡便に測定することに特化した、子ども用の包括的な食行動ウェブ質問票を開発し、その妥当性を検証することである。このような測定ツールは世界的にも存在せず、将来の時間栄養学研究において中心的な役割を果たすものであり、その学術的意義は極めて大きい。また、その研究成果は、栄養教育、政策決定、ガイドライン作成など多方面へ波及すると考えられ、社会的意義も非常に大きい。 3年計画の1年目である今年度は、研究1(詳細な食事記録データを用いて子どもの食行動や食事摂取の特徴を明らかにする)を完了させ、研究2(朝・昼・夕・間食ごとの食事摂取量の推定を目的とした成人用の質問票であるMDHQをもとにして、各年齢層に対して最適化された質問票を開発する)を途中まで進めた。より具体的には、申請者が在籍する研究室が所有する詳細な食行動・食事摂取量データ(1~19歳の子どもから収集した秤量食事記録)のデータをもとにして、頻出アイテム集合マイニング法(2018-19年度文科省科研費)を用いて、各年齢層(2~5歳、6~11歳、12~17歳の3区分)ごとに、朝・昼・夕・間食で摂取される食品の種類や組み合わせ、各食事の欠食、摂取時刻、食事回数の分布を明らかにした。さらに、各食品の1回摂取量の分布を明らかにした。これらを、朝・昼・夕・間食ごとの食事摂取量の推定を目的とした成人用の質問票であるMDHQの原理(2020年度 やずや 食と健康研究所研究助成)にあてはめ、子ども用MDHQの開発(計算アルゴリズムの開発も含む)を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画どおり、おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
計画どおりに研究を推進する予定である。
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