近年、自然災害が多発している。災害発生時は、衣食住に関わるすべての問題が生じ、特に生命や健康の維持に直結する「食の問題」は深刻な課題である。国は食料備蓄や簡単かつ衛生的に調理ができ、時短で省エネルギーなポリ袋調理を推奨している。しかし、発災後の共助活動でポリ袋調理を実践した例はあまりない。そこで本研究では、ポリ袋調理法が災害時の共助に活かされない理由。災害時に大量ポリ袋調理法を可能とする調理方法。災害時での大量ポリ袋調理法の有用性を明らかにし、災害時で大量ポリ袋調理を可能とする調理方法の開発であり、その成果として、災害時において全ての人々の健康を維持し、命を繋ぐことへの一助になると考える。
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