研究課題/領域番号 |
23K01986
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
李 キョンウォン 岡山大学, 教育学域, 教授 (90263425)
|
研究分担者 |
磯部 香 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (30786158)
篠原 久枝 宮崎大学, 教育学部, 教授 (40178885)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | しつけ / 児童虐待 / 東アジア比較 / 世代間継承 / 訓育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本、韓国、中国における文化的特質を踏まえ、しつけの世代間継承をめぐっての共通点や相違点を比較分析することで、しつけと称した虐待が継続されるメカニズムを明らかにする。 現在、日本と韓国においては、児童虐待に関連してすでに多くの研究成果が蓄積されており、「しつけと虐待」の境界を問う実証的研究も増えつつある。しかし、本研究の問いである「しつけと称する虐待がなぜ絶えず発生するのか」などを問う実証的研究はあまり見当たらない。本研究で明らかにしたい。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、東アジアの3か国の日本、韓国、中国を研究フィールドとして、「世代間継承」の視点に注目し、しつけと称する虐待の生成メカニズムの解明を試みることである。2023年度には以下のことを行った。 1)日本、韓国、中国における先行研究と法制度の現状について資料を収集した。2)3か国における文化背景を考慮しながら「子どものしつけと虐待に関するインタビュー調査」というタイトルに基づいて「半構造化インタビュー」項目を設定した。3)韓国のジュンジュ地域において、小学校の低学年の子供を持つ保護者を対象とした第1回目のインタビュー調査を実施した。 本研究は岡山大学大学院教育学研究科「研究倫理委員会」の承認を得て実施している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2023年度の研究計画は、3か国における資料調査と2024年度の調査実施の「半構造化インタビュー」調査項目を設定することであった。3人の研究者における研究打合せが順調に進み、インタビューに向けて、調査項目の設定、さらに、「研究倫理委員会」における研究倫理承認を得たことから、韓国におけるインタビュー調査に着手することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は、日本と中国のインタビュー調査実施、韓国の追加調査を予定している。
|