研究課題/領域番号 |
23K01991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 東京家政学院大学 |
研究代表者 |
太田 茜 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (70369560)
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研究分担者 |
田中 淑江 共立女子大学, 家政学部, 教授 (70636456)
水野 夏子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 准教授 (70738541)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 手芸 / ハンドメイド / 家庭科 / 被服製作 / 編物 / 家庭科教育 |
研究開始時の研究の概要 |
現在の日本の衣生活は既製服が中心であり、家庭科では布を用いた製作実習の時間数を確保しているもののその是非については直接的な言及を避けがちなのが現状である。また、その一方でSNSの普及により可視化されたハンドメイド(裁縫・手芸等)を趣味として行う人は製作実習の教育的効果を検討する対象として見過ごされてきたと考えられる。 本研究課題では他国の家庭科教育の中で行われている製作に焦点をあて、日本及び諸外国の教育課程でどのような実習が行われているかを検討することで現在の衣生活に対応した家庭科教育の内容について検討を行い、これからの生活に必要な教育内容を提案することを目指すものである。
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研究実績の概要 |
本研究課題は日本及び諸外国の教育課程で特に布を用いた実習がどのように行われているか、またそのことが手芸を趣味として行う人に影響を与えているかを検討することで既製服中心の現在の衣生活に即した被服教育の内容を提案することである。(1)教育課程でどのような布を用いた実習が行われているかの調査を行う。2023(令和5)年度は日本や諸外国の家庭科教育における手芸についての文献調査を行った。また、(1)と並行して(2)手芸を趣味として行う人の実態調査を行う。2023年度はアンケート及びインタビュー項目の選定、手芸を趣味として行う人についての実態調査を行った。さらに世界的にも編物が盛んに行われている地域である北欧の図書館や手芸店等の現地調査を行い、日常生活にいかに手芸が浸透しているかについての検討を行った。 (1)日本の家庭科教育における手芸の変遷については学習指導要領の中から手芸に関する項目を網羅する調査を行い、その変遷が教科書にどのように表れているかを調査しているところである。これは2024年度中に論文などで成果発表を予定している。 (2)手芸を趣味としている人へのアンケート及びインタビュー調査については項目の選定と審査に時間がかかったため2023年度中の開始ができなかったが、両者の倫理審査を終えたため2024年度に実施予定である。また、調査対象となる母集団の一つである編物を主にする人たちについてはある程度分析ができたため口頭発表のエントリーを行い、第76回日本家政学会大会(2024年5月 椙山女学園大学)での演題採択がされたため発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献調査は比較的順調に進めているが、国によっては教育課程が国単位ではなく自治体単位のものもあり、文献の数が膨大になっていることがあげられる。また、アンケート及びインタビュー調査は項目の選定に想定以上に時間がかかったため、やや遅れて進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
文献調査については引き続き進める予定である。 アンケート調査を行い、その中から対象を選定してインタビュー調査を実施予定である。アンケートはGoogleフォームを用いてオンラインで行うため、口頭発表のタイミングでフォームの公開を行う予定である。また、2024年夏に韓国・ソウル開催予定である国際服飾学術会議に太田・田中両名が参加予定のため現地に集まる韓国及び台湾他の服飾研究家に協力を依頼する予定である。
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