研究課題
基盤研究(C)
我が国の染色加工において高付加価値付与と持続可能性は重要な課題であり、藍染は両者を満足できる方法である。しかし、藍染は「スクモ作り」、「藍建て」など長時間必要で、かつ藍色のみにしか染めることができない。本研究ではインジカンと酵素を用いて、穏和かつ迅速に低環境負荷な藍染の発色(色彩)制御を行う。具体的には保有技術の「トリプトファン発色」技術と液中プラズマを用いて以下の二つを行い、インジゴ以外の発色体Xを生成し、この収率を制御した新しい藍染の多色化を行う。①芳香族アルデヒド誘導体を用いたインジゴ以外の発色体Xを生成②液中プラズマを用いた芳香族アルデヒド還元体量によりインジゴと発色体Xの収率制御