研究課題
基盤研究(C)
標識・表示のデザインとして絵文字を用いることは、鉄道や道路案内での交通分野や、工場や危険地帯での注意喚起として、文字表記よりもわかりやすい伝達手段として用いられてきた。近年、他言語文化圏からの外国人の移入に際し、ごく一般的な邦人子弟らと混在した保育施設においては、他言語文化圏の幼児らに向けた言語景観を整える急場しのぎの対応が保育士らの業務課題として浮上しているとの報告もある。本研究においては、多言語文化が混在する環境下での情報伝達として、ピクトグラムの作成の方法論を活用し、保育の現場でより簡便に安全な言語景観を整えるための手順を明らかにし、保育士らが参加型で運用できるツールとして提供する。