本研究は、国内外におけるヒューマン・エンハンスメントに関する最新の応用倫理学の知見を渉猟し、その成果をとくに学力論や資質・能力論の観点から吟味することで、近未来技術としてのヒューマン・エンハンスメントに対する教育学的な応用を行うための基盤を形成することを目的としている。 補助事業期間中は、ヒューマン・エンハンスメント関連文献等の知見を学術雑誌やウェブサイト等で積極的に紹介するなどして、国内における本テーマの研究活動の水準を向上させられるようつとめたい。さらにその知見を現在の日本の教育学における議論と接続し、近未来技術であるヒューマン・エンハンスメントに対する教育学的な応答を試みたい。
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