研究課題
基盤研究(C)
本研究は、独立後インドの公教育計画の変遷を詳細に分析することにより、現代インドが目指している公教育の就学率向上、前期中等教育までの義務教育化という量的な拡大と、初等教育から高等教育に至るまでの教育の質向上という、「量と質の保障」がいかに公教育計画の中で実現されようとしているかを分析・考察するものである。そのために、独立以後のインド全体に関わる公教育計画・政策を分析するとともに、教育先進州と言われるケーララ州の公教育についても女性やダリットなどの十全には教育機会を享受してこなかったグループに着目して政策と実態の両側面から研究を進める。