研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,突出した才能を発揮する人々はどのようにしてその才能を開花させたのか,どのような体験を重ねたのか,彼らの周囲では何があったのか,そうした学びの中でネガティブケイパビリティ(不思議さの中に留まる力)はどのように体験されているのかを,体験の詳細を多角的にアプローチすることで描写し分析することにある。運動,音楽,芸術,言語,博物学等の領域において卓越した才能を発揮する人々を対象とし,4年間に渡る縦断的かつ横断的な調査を通して才能領域の日常的な学びの体験の詳細を多角的に分析し,才能教育を再定義した上で,日本社会に合致した才能教育モデルを構築し,個性の伸長に有効な実践プログラムを提案する。