研究課題
基盤研究(C)
現在政策的に量的拡大が進められている学校運営協議会制度は、イギリスの「学校理事会」やドイツの「学校会議」など諸外国にもヴァリエーションをもって存在する学校運営への父母参加制度の1つである。しかしながら、国際比較的にみた場合、学校運営協議会による父母参加は、量的にも質的にも端緒的なものに留まっている。本研究は、この現実を解消するため、国際比較的な視点や国家主権と親の教育権との対抗という公教育にとって本質的な視点からの理論的かつ実証的な研究を通じて、学校教育への父母参加を量的にも質的にも改善していこうとするものである。