研究課題
基盤研究(C)
遊びから学びへの移行期におけるナラティブな学習環境構成に関する研究は、文化と活動研究国際学会(ISCAR)の研究誌、文化歴史的理論の研究誌、対話教育学の国際学会誌等において基礎研究が蓄積されている。本研究は、フィンランドのオウル大学と継続してきた共同研究の成果と課題を、臨床教育学の視座から総括し、ウェルビーイングを促進する学習環境のデザインと、その多様性にひらかれた臨床的実践像を明らかにするものである。本研究は、ヴィゴツキー学派の文化歴史的理論と、その応用研究の一つであるナラティブな学習環境の構成に関する理論を、存在論的ウェルビーイングの促進という観点から再構築するものである。