研究課題/領域番号 |
23K02209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
二井 紀美子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (30549902)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポルトガル / 移民 / 教育改革 / 学力格差 / 言語的障壁 / 移民1世 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「言語のハンディキャップのない移民1世とネイティブとの間に学力格差や教育経路に違いが生じるのはなぜなのか」という核心的な学術的問いに基づき、ポルトガルにおける移民(特にブラジル人移民)の子どもの学力格差と教育経路の実態を明らかにし、その要因を解明することを目的とする。言語的障壁のない移民1世に着目し、言語的障壁によって可視化されにくい言語以外の教育保障の阻害要因に注目した点に研究の特徴がある。また、日本ではまだ研究蓄積の少ないポルトガルの事例を扱う。ポルトガルは移民政策が国際機関から高い評価を得ており、移民の出身国構成や世代が本研究の目的に合致している。
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研究実績の概要 |
本研究は、移民の教育保障を考える際に、言語的障壁によって可視化されにくい言語以外の教育保障阻害要因を明らかにするために、言語的障壁の無い移民1世に着目する。そして言語的障壁のない移民1世とネイティブの子どもの間に学力格差や教育経路に違いが生じるのはなぜか、という問いに基づき、ポルトガルにおいて、言語的障壁の無い移民1世(ポルトガル語を公用語するアフリカ諸国およびブラジル)の子どもたちがどの程度の学力を形成し、どんな教育経路をたどるのか、そしてそこにどんな教育保障の阻害要因が関係しているのかを明らかにすることを目的としている。 研究開始年度である2023年度について、年度前半は文献調査を通してポルトガルの移民状況や学力問題に関して情報収集を行い、年度後半(2024年2月)に現地調査を行うことを予定していた。しかし、健康上の理由から自宅安静を必要としたため、予定通りに現地調査をはじめとする研究活動をすることが叶わなかった。2023年度に実施したことは、主にポルトガルの国勢調査2021など、2023年度に発表された最新調査結果の収集や、ポルトガルの教育改革の動向の整理などの基礎作業である。研究発表できるような成果はほぼ出せなかったものの、学校におけるポルトガル語を母語としない生徒対象の教育プログラムなど移民への教育対応について、インクルージョン政策の一環として行われていることなどポルトガルの移民教育の一端が分かってきた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
健康上の問題が生じ、入院・手術・自宅療養をしなければならなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
健康上の問題がまだ完全には解消していないため、海外調査の実施予定が遅れているが、2024年度後半には海外調査を行う予定である。2024年度前半には、文献調査を通して、ポルトガルの教育改革、学力、移民に関する情報整理をすすめ、学会発表を行いたい。
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