研究課題/領域番号 |
23K02215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
西田 芳正 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (10254450)
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研究分担者 |
知念 渉 神田外語大学, グローバル・リベラルアーツ学部, 准教授 (00741167)
山口 真美 松山東雲女子大学, 人文科学部, 講師 (30964902)
西 徳宏 宝塚大学, 看護学部, 講師 (50825627)
数実 浩佑 宝塚大学, 東京メディア芸術学部, 講師 (60908622)
瀬戸 麗 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(PD) (60981777)
栗原 和樹 東京都立大学, 人文科学研究科, 特任研究員 (70981794)
田中 祐児 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特別研究員(DC) (80983882)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生活・教育実践 / 社会空間 / 高校階層構造 / 学校 / 排除 / 包摂 / 移行過程 / 親子インタビュー |
研究開始時の研究の概要 |
多重構造社会のなかで現実に生起している排除の姿と包摂の取り組みを明らかにし、あわせて高校教育における包摂の手立てを探ることを目的としている。 社会空間上の多様な位置にある親子を対象とする量的・質的調査を通して、「暮らし、育て、育つ、学校教育を利用する」経験を生活・教育実践として捉え、そこに現れる排除の様相と包摂の可能性を描き出すことを目指すものである。また、排除が集中して現れ、包摂に向けた取り組みが展開されている高校階層構造の「底辺」に位置する大阪の高等学校に対する調査を通して、学校システムにおける包摂の手立てについて検討する。
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研究実績の概要 |
2022年度までに東京の一自治体で実施した高校生年代の子とその親を対象とする数量調査・インタビュー調査(それぞれ325ペア、24ペア)の分析と追加調査の実施、大阪における高校調査の継続実施を今年度の研究内容として計画していたが、前者について書籍での刊行の目途が立ったことにより、23年度中はこちらに注力して進めてきた。全体の研究会を大阪、東京で3度実施した他、対面、オンラインを併用して月1回のペースで個別に集まり、データの整理・確認と分析テーマの設定・調整を行い、原稿の執筆と検討作業を継続している。その過程で、中間的な成果報告を日本教育社会学会大会(弘前大学)の場で行った(「都市で育つ/育てる(2)―教育をめぐる親子の苦悩」、発表者は知念渉・栗原和樹・瀬戸麗・山口真美)。また、分担者3名の共著として調査の理論枠組みと分析によって析出した社会空間図を提示する英語論文を準備中である。 さらに、研究代表者の西田と知念の連名で貧困状況のなかで「育て・育ち、学校教育を経験する」親子、関わってきた教師を対象とする調査の成果をまとめた論文が、本科研調査の母体となった志水宏吉を代表とする共同研究の成果報告書に掲載され、こちらについても2024年度中に書籍として刊行される予定である。 なお、東京の調査地域で関係者への聞き取り、資料収集活動を追加的に行っている他、高校調査については学校行事への参加、教師へのインタビューを継続している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
すでに実査を終えている親子調査のデータ整理、分析と高校調査を並行して行う予定であったが、前者の書籍刊行が早い時期に可能となったためそちらの作業を主として行っている。全体および各部での検討会を重ね、学会報告も行っており、2024年度内の出版に向けた最終的な作業を進めているところである。 後者についても調査活動を継続しており、全体として研究課題の進捗状況は順調なものと評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度中に親子調査についての研究をまとめ書籍として刊行する予定である。24年度の前半はそのための検討作業を継続する予定であり、後半からは高校を対象とする調査に注力することになる。
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