研究課題
基盤研究(C)
本研究は最初に体系的に国際化した日本の教育モデル「レッスン・スタディ」(授業研究)に続き、諸外国に採用・参照されるようになっているTokkatsuモデルに焦点を当てている。Tokkatsuモデルは「特別活動」から派生し、非認知的な教育やそれを入れた全人的な枠組みの教育モデルを指している。これを最初に民の領域で取り入れようとしてきたインドネシアとマレーシアにおいては、単にそれを「トランスファー」するのではなく、自らの社会文化的独自性をいかしたモデルの生成を試みるようになっている。こうしたプロセスを、国際社会における教育モデルの多元化の観点から関係者のインタビュー・観察調査を通して明らかにする。