研究課題
基盤研究(C)
子どもの新型コロナワクチンが努力義務となったが、強制力はなく、予防接種を受けるかどうかは個々の意思決定に委ねられている。新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、未接種で基礎疾患無の小児重症例・死亡例が発生している。子どもの接種率は低く、背景にワクチン躊躇がある。以上から予防接種の意思決定支援は喫緊の課題である。乳幼児期は親が代理で意思決定するが、子どもの成長・発達に伴い本人と家族で情報共有し意思決定していく。しかし、本人と家族で意思決定するそのプロセスは解明されていない。本研究の目的は、子どもの新型コロナワクチン躊躇と接種に至る家族の意思決定プロセスを解明し、意思決定支援策を構築することである。