研究課題
基盤研究(C)
戦後日本(昭和四十年代から今日まで)における幼児教育実践のための物的環境である園庭・園舎の形態の変遷を、ESD(Education for Sustainable Development)の観点から分析することをとおして、持続可能な社会を創造するために環境教育に寄与する園庭・園舎デザインの諸相について明らかにする。本研究では園庭・園舎を総合し、自然と子どもとの出会いの場としてとらえ、自然の諸要素を子どもが生活や遊びのなかで日常的に感じることができる園舎・園庭の様相について考察する。考察の手法は撮影記録、行動観察法、写真投影法による取材に加え、教育関係者・設計関係者への聞き取りを実施する。