研究課題
基盤研究(C)
読み書きの習得は、子どもによっては大きな困難が伴う。加えて、多様な発達的・言語的・社会経済的を持つ子どもが急増する現状を踏まえると、読み書きの習得を広く保障するためには、就学前教育に集団指導を導入することが有効と考えられる。そこで本研究では、読み書きの基盤形成を促す音韻意識と文字知識の集団指導プログラムを開発し、短期的および長期的な指導効果と子どもの発達的・言語的・社会経済的な背景の関連を明らかにする。その上で、実証的なエビデンスに基づく支援システムの全国普及を図る。本研究の成果は、読み書き困難の普遍的な予防と軽減、およびより多くの子どもの習得保障につながることが期待される。