研究課題
基盤研究(C)
共生社会の形成に向けて、幼児期であっても障害のある子どもに対して差別や偏見のまなざしを向けることなく、包摂する関わりに至ることが望まれる。本研究では、障害のある子どもを取り巻く周囲の幼児に注目しつつ、関わりが包摂していく過程と保育実践上の具体的配慮との関連を明らかにすることを目的とする。具体的には、保育実践上の具体的配慮を多角的に明らかにすることを目指し、多様性を前提としている園で、①アイトラッカーを用いた保育者の実践中の「視線行動」、②実践写真スライド法を通した「実践認知」、③語りを通した保育者の「子ども理解とそれに基づく遊びの計画や展開」をそれぞれ調査する。