研究課題/領域番号 |
23K02264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
北濱 幹士 東海大学, スポーツプロモーションセンター, 准教授 (50413638)
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研究分担者 |
知念 嘉史 東海大学, 体育学部, 准教授 (00408022)
宮川 幹平 東海大学, 理系教育センター, 准教授 (40369848)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 幼児 / 眼球運動 / 協応動作 / 遊びや運動・スポーツ / 視と体の協応動作 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、幼児の眼球運動に注目し運動機能の発達過程を明らかにする研究である。 1)幼児の遊びや運動・スポーツ中における眼球の動きを分析し、2)視運動機能と運動機能の発達と遊びや運動・スポーツ習慣の関連を科学的に調査するとともに、3)測定・アンケート(家庭生活・幼少期のスポーツ経験)で得られた結果と被験者の生活について統計的分析を進めるとともに、過去の眼球運動研究の知見を基に各要素の関係性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究課題の目的は幼児の眼球運動に注目し運動機能の発達過程を明らかにするものであった。そのため、1)幼児の遊びや運動・スポーツ中における眼球の動きを分析し、2)視運動機能と運動機能の発達と遊びや運動・スポーツ習慣の関連を科学的に調査し、3)測定・アンケート(家庭生活・幼少期のスポーツ経験)で得られた結果と被験者の生活について統計的分析を進め、過去の知見を元に各要素の関係性を明らかにするものである。 本年度は、申請時の計画に基づき、子ども用測定装置の改良として、遊びや運動・スポーツ中でも動きに制約を与えずにデータ収集を可能とすべく更なる小型・軽量化を図った。本年度後期にはプロトコルによる予備測定を行い、更に改良を進めた。装置の改良に時間を要している間に、幼児を対象とした先行研究で明らかになった障害物を避ける際の眼球運動(足元の障害物を凝視する事はなく、その次の障害物に視線がある)を参考に、定量的測定が行える方法を考案した。マルチジャンパー、カラーマーカー及びトレーニングポールでコースを作成し、障害物をどのように跨ぎ、避けるのか、その際における視線、眼球運動及び頭部の動きを測定する準備を進めた。また、測定参加者の興味を引く続ける工夫として、光電管センサーによるタイム測定を加える事とした。 成人による予備測定は実施済みであるが、幼児による予備測定の実施は不可欠と考えており、2024年度には予備測定から始める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究実績の概要の通り、小型・軽量化を図った測定装置の納期が延長され、プロトコルによる予備測定が遅れた。これに伴い、完成品の納品も2023年度末となり、最終的な幼児による予備測定の実施が遅れている。測定実施の環境が整い次第、予備測定、本測定と再度日程調整を行う。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、本研究の概要・必要性等について国内学会、国際学会で口頭発表を行い、子ども用測定装置の小型・軽量化については研究紀要に投稿した。2024年度は幼児と大学生を対象に測定を進め、眼球運動の特性とその他各要素との関係性や、子どもと大人の相違を、相関分析・統計的仮説検定などの統計的分析により明らかにする。その上で、秋以降に開催される国内外の学会の発表申込に間に合うよう一次的な結果をまとめる予定である。
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