研究課題/領域番号 |
23K02304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 岡崎女子短期大学 |
研究代表者 |
中原 竜治 岡崎女子短期大学, 幼児教育学科, 講師 (60725167)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 向社会的行動 / NDBIs / NDBI / 社会性の発達 / ESDM |
研究開始時の研究の概要 |
自閉スペクトラム症(以下,ASD)をもつ子どもは、増加の一途を辿っている。加えて、将来的な予後が不良となりやすい。こうした背景から、早期発見・介入が謳われ、一定のコンセンサスが得られてきた。しかしながら、報告されている早期介入において、社会性の中核を成す向社会的行動の生起・形成・促進を試みている介入は限られる。本研究の目的は、乳幼児期のASDに対し、向社会的行動の生起・形成・促進が可能かを検証することである。
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研究実績の概要 |
向社会的行動(Prosocial Behavior:PB)は、ヒトが社会生活を円滑に営む上で必要不可欠な社会的コンピテンスであり、他者との関係性を構築・維持する上で重要な概念である。発達初期のPBとして、援助行動、同情行動、分配行動などが確認されているわけだが、自閉スペクトラム症がある乳幼児期の子どもに関するPBの報告は限定的である。本研究では、自閉スペクトラム症の乳幼児期におけるPBの形態について明らかにする。また、PBが確認されていない児に対し、Naturalistic Developmental Behavioral Interventions(NDBIs)に基づいた療育的介入を行うことによって、PBの生起・形成・促進がされるのか検討する。 本年度は、研究プロトコルの策定、評価項目の準備を行なったが、途中、本研究に関連する成果について新たな研究成果が報告されるなどしたため、それらの知見を考慮しつつ研究プロトコルの見直し、評価項目の再検討を入念に行なった。同時に、研究遂行に必要となる環境整備のための備品等を購入した。今後、策定した研究プロトコルに沿って、被験者のリクルート、被験者への療育的介入を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
プロトコル作成および評価項目の検討、実施体制の準備を入念におこなったため、予備的試験のリクルートおよび開始が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究のプロトコルは完成している。今後は、作成したプロトコル、被験者の保護者に対するハンドアウト資料のブラッシュアップを進めながら、試験ケースへの介入実績を蓄積していく。
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