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数学的活動の学習過程における教師の数学観の影響と授業デザイン

研究課題

研究課題/領域番号 23K02372
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岐阜聖徳学園大学

研究代表者

黒田 大樹  岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 講師 (90964320)

研究分担者 佐藤 学  秋田大学, 教育学研究科, 教授 (90587304)
加藤 久恵  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00314518)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード数学的活動 / 数学観 / 授業デザイン
研究開始時の研究の概要

本研究は,教師の数学観の実態を明らかにし,教師の数学観が学習者の数学的活動の学習過程にどのように影響を及ぼすかを解明して,その実態に基づいて数学的活動の授業デザインを行うための枠組みを開発することが目的である.
1・2年次は,先行研究やアンケート調査をもとに,教師の数学観の実態を明らかにする.3年次は,1・2年次の研究で得られた知見をもとに,数学的活動の学習過程における教師の数学観の影響について分析し,その解明を行うとともに,教師の数学観の実態に基づいて数学的活動の授業デザインを行うための枠組みを開発する.4年次は,3年次に開発した数学的活動の授業デザインの枠組みの有効性の検証を行う.

研究実績の概要

本研究は,教師の数学観の実態を明らかにし,教師の数学観が学習者の数学的活動の学習過程にどのように影響を及ぼすかを解明して,その実態に基づいて数学的活動の授業デザインを行うための枠組みを開発することが目的である.当初計画では,1・2年次(2023・2024年度)は,先行研究やアンケート調査をもとに,教師の数学観の実態を明らかにし,3年次(2025年度)は,1・2年次の研究で得られた知見をもとに,数学的活動の学習過程における教師の数学観の影響について分析し,その解明を行うとともに,教師の数学観の実態に基づいて数学的活動の授業デザインを行うための枠組みを開発する予定である.また,4年次(2026年度)は,3年次に開発した数学的活動の授業デザインの枠組みの有効性の検証を行う予定である.
1年次は,先行研究をもとに教師がもつ数学観について,外在的数学観と内在的数学観に整理し,教員養成系大学生を対象に数学観に関するアンケート調査を実施した.その結果,数学を専門としない大学生は数学を専門とする大学生に比べて外在的数学観に傾いていることが明らかになった.また,複数の小学校の授業実践の分析を行い,3・4年次に実施する計画となっている数学的活動の授業デザインを行うための枠組み開発についても検討した.
以上の成果を踏まえ,現職教師を対象とする数学的活動の意識や教師がもつ数学観に関するアンケート調査を作成した.このアンケート調査は,2年次に実施する予定である.
したがって,本研究は現段階では当初の計画通り進行しており,おおむね順調に進展していると判断している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の開始当初は,1・2年次(2023・2024年度)において,先行研究やアンケート調査をもとに教師の数学観の実態を明らかにする計画であった.
1年次は,先行研究をもとに教師がもつ数学観について,外在的数学観と内在的数学観に整理し,教員養成系大学生を対象に数学観に関するアンケート調査を実施した.また,複数の小学校の授業実践の分析を行い,3・4年次(2025・2026年度)に実施する計画となっている数学的活動の授業デザインを行うための枠組み開発についても検討した.さらに,これらの成果を踏まえ,現職教師を対象とする数学的活動の意識や教師がもつ数学観に関するアンケート調査を作成した.
以上のことから,1・2年次において,先行研究やアンケート調査をもとに教師の数学観の実態を明らかにするという計画と照らし合わせ,「おおむね順調に進展している」と判断した.

今後の研究の推進方策

2年次(2024年度)は,1年次(2023年度)に作成した現職教師を対象とする数学的活動の意識や教師がもつ数学観に関するアンケート調査を実施し,教師の数学的活動に関する意識や数学観の実態を明らかにする.なお,アンケート調査の実施にあたっては,岐阜聖徳学園大学研究倫理審査委員会において,人を対象とする研究における倫理審査で承認を得た後に実施する予定である.
また,3年次(2025年度)は,アンケート調査をもとに,数学的活動の学習過程における教師の数学観の影響について分析し,その解明を行うとともに,教師の数学観の実態に基づいて数学的活動の授業デザインを行うための枠組みを開発する計画である.
さらに,4年次(2026年度)は,開発した数学的活動の授業デザインの枠組みの有効性の検証を行う計画である.
特に,3年次以降は,授業デザインを行うための枠組みを開発することから,実際の授業実践の収集・分析が重要である.したがって,2年次からより多くの授業実践を収集することに努めたい.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 教員養成系大学生の数学観に関する調査研究ー数学的活動の実現に向けてー2024

    • 著者名/発表者名
      黒田大樹
    • 雑誌名

      岐阜聖徳学園大学教職教育センター紀要

      巻: 23 ページ: 189-196

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学習者の発展的思考・態度を育成するためのモデルシートの改善ー教師の発問に着目してー2024

    • 著者名/発表者名
      黒田大樹・加藤久恵・重松敬一
    • 雑誌名

      近畿数学教育学会会誌

      巻: 37 ページ: 9-22

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 数学的理解過程における数学的な見方・考え方の変容ー小学校第1学年かたちづくりの単元における児童の考察を通してー2023

    • 著者名/発表者名
      黒田大樹
    • 雑誌名

      第56回秋期研究大会発表集録

      巻: - ページ: 109-112

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 数学的理解過程における数学的な見方・考え方の変容ー小学校第1学年かたちづくりの単元における児童の考察を通してー2023

    • 著者名/発表者名
      黒田大樹
    • 学会等名
      日本数学教育学会第56回秋期研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 発展的思考・態度を育成するための学習者支援方略の開発ーモデルシートの活用方法に着目してー2023

    • 著者名/発表者名
      黒田大樹・重松敬一・加藤久恵
    • 学会等名
      第74回近畿数学教育学会例会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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