研究課題/領域番号 |
23K02379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
濱田 大幹 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (70909431)
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研究分担者 |
中尾 有子 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (90511569)
宮崎 仁 日本文理大学, 保健医療学部, 准教授 (20550396)
依田 健志 川崎医科大学, 医学部, 講師 (40457528)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | VR / 安全教育 / 水難事故 |
研究開始時の研究の概要 |
溺死者は、世界中で年間約24万人いると推定され、日本の溺死率は、先進国の中でも高い。水難事故に対して、水中での自己保全能力を身につける教育が必要とされている。しかしながら、水中での自己保全能力を身につけるための水辺教育は、安全性の問題から減少している。この問題点に対し、本研究は、VRコンテンツを用いて安全教育を行う。VRヘッドマウントディスプレイに映像を表示することで、危険に対する安全対策を疑似体験することが可能となる。本研究は、水難事故に対する安全教育モデルの開発に向けた、VRコンテンツの作成と事前VR体験効果を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
溺死者は、世界中で年間約24万人いると推定され、日本の溺死率は、先進国の中でも高い。水難事故に対して、水中での自己保全能力を身につける教育が必要とされている。しかしながら、水中での自己保全能力を身につけるための水辺教育は、安全性の問題から減少している。この問題点に対し、本研究は、VRコンテンツを用いて安全教育を行う。VRヘッドマウントディスプレイに映像を表示することで、危険に対する安全対策を疑似体験することが可能となる。本研究は、水難事故に対する安全教育モデルの開発に向けた、VRコンテンツの作成と事前VR体験効果を明らかにすることを目的とする。VRコンテンツ体験時の不安指標およびバイタル指標を測定することで、個々の特徴を明らかし、リスクファクターの抽出が可能となるシステムを開発する。この安全教育モデルを教育現場へ届け、多くの子どもたちが安全に水辺学習を体験することができる未来を実現するための基盤となるものと考える。 今年度は、VRコンテンツの作成およびVR視聴が心臓自律神経系に及ぼす影響について検討した。VRコンテンツの作成は、360°カメラを用い、視線の高さになるよう撮影を行った。撮影は全て海で行い、撮影シーンは、4条件(泳いでいる様子、溺れている様子、雨が降る状態で泳いでいる様子、クラゲが大量発生している様子)とし、CGも加えて動画の加工を行なった。 VR視聴が心臓自律神経系に及ぼす影響について検討するため、泳いでいる様子を視聴している時の心臓自律神経を測定し、その変化を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究はおおむね順調に進展しており、予定していたVRコンテンツの作成が完了している。さらに実験1のための予備実験を完了しており、VR視聴による心臓自律神経活動の変化を確認することができた。現在、作成したVRコンテンツを視聴させて実験を行う準備を進めている段階である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、実験1である複数のVRコンテンツを視聴した時の心臓自律神経活動を測定する。さらに、海で実際に泳いだ時のデータを測定し分析を行う予定である。必要に応じてVRコンテンツを修正し、実験を進めていく予定である。さらに、得られたデータをもとにAIによるリスクファクター抽出システムを構築するためのプログラミンを行う予定である。
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