研究課題
基盤研究(C)
大阪府には在日コリアンや外国につながりのある子どもたちを対象とした放課後の教室がある。なかでも、在日コリアンの子どもたちを対象とした教室は民族学級と呼ばれてきた。本研究では、民族学級の教育実践がどのように生活・総合に関連付けられ、各学校の外国人教育のカリキュラムが構成されてきたのかについて大阪府の小学校を対象に明らかにする。そして外国につながりのある子どもたちの文化や歴史を包含したカリキュラムの意義と教育実践の在り方について、アメリカの「文化に対応した指導」(culturally responsive teaching)の理論を中心に考察する。