研究課題/領域番号 |
23K02397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
飯塚 哲子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (70338200)
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研究分担者 |
吉田 和樹 医療創生大学, 看護学部, 准教授 (10738363)
神尾 博代 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (30289970)
田代 幸子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教 (50965879)
井上 薫 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 認知症体験 / 中学生 / バーチャルリアリティ認知症体験 / 青少年 / 多分野医療専門職連携 / いのちを学ぶ / 人権学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究のプログラムの特徴は、1)多分野医療専門職が連携する「いのちを学ぶ」プログラムの協働実践(多分野医療専門職と近隣中学校が連携する「いのちを学ぶ」学習を通して自身の身体への関心・興味の拡張、可能な限りリアルな医療教育機関の臨床現場に近い体験)、2)バーチャルリアリティ認知症体験を導入した体験学習の実践(バーチャルリアリティ認知症体験を通した認知症への理解と他者への関心)であり、実践の効果を明らかにすることで、他者とのかかわりから「自他を思いやる心」の醸造、自分たちの地域として「社会とかかわる自覚」を育むことにつながる。
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研究実績の概要 |
【研究目的】本研究の目的、バーチャルリアリティ認知症体験を導入した「いのちを学ぶ」プログラム実践の効果を明らかにすること、にそって年間計画を遂行した。 【全体会議・meetingの開催】今年度内に開催した全体会議は5回(4/24、5/21、6/11、7/2、2/23)、個別meetingは2回(12/25、1/29)。 【対象者の選定ならびに実施時期】研究対象者の選定ならびに確定が進み(福島市内公立中学生40名、東京都町田市内公立中学生160名、東京都荒川区内私立中学生40名)、実施に向けた日程調整を行った。バーチャルリアリティ体験機器提供業者(株式会社シルバーウッド)の現地中学校出向日程が決定した。実施時期は各教育機関ともに12月から2月が候補となったが、冬季の感染症の流行(インフルエンザウィルスならびにCOVID-19)、罹患が確認され、当該年度冬季の実施を見合わせて、次年度夏季から秋季へと延期した。 【今後の研究展開に関する計画】各地域での実施に向けて、福島市内公立中学生の実施に向けて同地域保健師との協力連携、東京都町田市内公立中学生の実施に向けて中学生が在籍している教育機関の養護教諭との協力連携、東京都荒川区内私立中学生の実施に向けて同校学校長ならびに学年主任教諭の協力連携を承諾している。実施時期は、福島市内公立中学校ならびに東京都町田市内公立中学校は9月9日から30日の間に設定、東京都荒川区内私立中学校は学校行事の関係で2月下旬から3月上旬の間に実施する方向で進行する。実施に先立ち、2024年度研究倫理審査の承認を8月末までに取得する。 【先行文献ならびに本研究成果公開の準備】本研究共同研究者の青年期以上を対象とした、バーチャルリアリティ認知症体験を導入したプログラム実践の効果、を吟味検討して、本研究との類似性と本研究の独自性について探求し、成果の公開に向けて準備する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【研究目的】本研究の目的、バーチャルリアリティ認知症体験を導入した「いのちを学ぶ」プログラム実践の効果を明らかにすること、にそって年間計画を遂行した。 【全体会議・meetingの開催】2023年度は5回(4/24、5/21、6/11、7/2、2/23)の会議を実施し、方向性を定めていった。個別meetingは2回(12/25、1/29)。 【調査実施】実施時期は各教育機関ともに12月から2月が候補となったが、冬季の感染症の流行(インフルエンザウィルスならびにCOVID-19)、罹患が確認され、当該年度冬季の実施を見合わせて、次年度夏季から秋季へと延期した。 【調査時期の再検討】今後の調査においては、感染症の流行時期を避けて実施することを検討した結果、福島市内公立中学校ならびに東京都町田市内公立中学校は9月9日から30日の間、東京都荒川区ない私立中学校は2月下旬から3月上旬の間に実施する方向で調整中である。さらに、調査方法について、実施の前・中・後での効果の比較もできるような調査の時期も検討している。 【対象者の選定】研究対象者の選定ならびに確定が進み(福島市内公立中学生40名、東京都町田市内公立中学生160名、東京都荒川区内私立中学生40名)、実施に向けた日程調整を行った。バーチャルリアリティ体験機器提供業者(株式会社シルバーウッド)の現地中学校出向日程が決定した。 【先行文献ならびに本研究成果公開の準備】本研究共同研究者の青年期以上を対象とした、バーチャルリアリティ認知症体験を導入したプログラム実践の効果、についての論文を吟味検討している。目的やクリニカルクエスチョンを明確にして、計画書を立て、アンケート内容なども検討、本研究との類似性と本研究の独自性について探求し、成果の公開に向けて準備している。
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今後の研究の推進方策 |
【研究目的】本研究の目的、バーチャルリアリティ認知症体験を導入した「いのちを学ぶ」プログラム実践の効果を明らかにすること、にそって年間計画を遂行する。 【全体会議・meetingの開催】2023年度と同様に全体会議を最高決定機関とし、適宜個別meetingを開催して、最新情報の共有、研究者間のコミュニケーションを図る。 【研究への協力ならびに研究対象者への配慮】各地域の協力体制は、福島市内公立中学生の実施に向けて同地域保健師との協力連携、東京都町田市内公立中学生の実施に向けて同校の養護教諭との協力連携、東京都荒川区内私立中学生の実施に向けて同校学校長ならびに学年主任教諭の協力連携を今後も継続する。本研究の対象が思春期にある中学生であることを考慮し、アンケート調査票作成や調査実施ならびにインタビュー調査実施に向けて、本研究の成長発達に合わせた研究経験のある共同研究者が担当することより対象者への負担を最小限にして遂行する。 【調査の実施時期】実施時期は、福島市内公立中学校ならびに東京都町田市内公立中学校は9月9日から30日の間として冬季の感染症の流行(インフルエンザウィルスならびにCOVID-19)罹患を避ける。東京都荒川区内私立中学校は学校行事の関係で2月下旬から3月上旬の間に実施する方向で調整する。実施に先立ち、2024年度研究倫理審査の承認を8月末までに取得する。 【研究方法の再検討】アンケート調査においては、実施の前・中・後での効果の比較もできるような実施時期の検討と決定、ならびにインタビュー調査実施の時期を検討して実施予定である。 【先行文献ならびに本研究成果公開の準備】本研究共同研究者の青年期以上を対象とした、バーチャルリアリティ認知症体験を導入したプログラム実践の効果、を吟味検討して、本研究との類似性と本研究の独自性について探求し、成果の公開に向けて準備する。
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