• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

小中学生の防災意識を高めるためのダンスを活かした実践型防災教育授業モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02412
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

三戸 治子 (酒向治子)  岡山大学, 教育学域, 教授 (70361821)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード防災ダンス / ぼうさいPiPit!ダンス / 舞踊教育 / 防災教育 / ダンス教育 / ダンス / ダンス授業 / 防災
研究開始時の研究の概要

本研究の申請者は,ダンスの運動学的・社会学的・教育学的有用性に着目し、産・学・官の連携体制によってダンスを防災教育に採り入れた「防災ダンス」教材(「ぼうさいPK!ダンス」)を開発している。本研究では,この防災ダンス教材を学校教育現場で授業として実施し、「防災イメージの変容」という点で学習効果を測りつつ、その効指導方法を開拓する。ダンスの特性を活かした学校教育現場で適用可能な新たな防災教育の授業モデルを開発することを本研究の目的とする。防災教育にダンスを活用することによって、児童・生徒らの防災活動への積極的な参加を促し、その結果彼らの防災への意識が格段に高まることが期待できる。

研究実績の概要

本研究では、申請者がすでに開発した防災ダンス教材「ぼうさいPiPit!ダンス」を用いて、その指導法を検証しつつ、学校教育現場で適用可能な、ダンスを用いた新たな防災教育の授業モデルを提案することを目指している。2023年には、主に以下の研究成果が得られた。

1.「防災活動」についてのイメージ調査:学校教育で防災ダンス教材を指導する土台として、SD法を用いた「防災活動」そのものに対するイメージ調査を実施した(大学生300人対象)。

2.防災ダンス教材の実践:児童・生徒が防災ダンス教材を楽しく学ぶためには、教材をいかに指導するか、指導法の検討が必須である。そこで様々な場面での防災教育教材の実施を通して、学習者や指導者の聞き取りを行い、その実践知を指導法の修正にフィードバックする、という試行錯誤を繰り返した。主な活動場面は次の通りである。①2023年4月:「わけふれあいフェスティバル」於)和気ドーム、②2023年5月:「晴れの国OKAYAMA防災パーク2023」於)北長瀬未来ふれあい総合公園、③2023年7月:連島東小学校区避難訓練 一般市民約300人 於)倉敷市連島東小学校、④2023年7月:「まび防災イベント・パン祭り」於)倉敷市マービーふれあいセンター、⑤2023年9月:「TOKYOもしもフェス渋谷」於)渋谷区代々木公園野外音楽堂、⑥2023年10月:第15回福居ふれあい防災まつり 一般市民約50人 於)岡山市津島スポーツ広場、⑦2023年11月:大井地区防災キャンプ 一般市民50人 於)岡山市立足守中学校、⑧2023年12月 :幼保連携型認定子ども園むつみ保育園(青森県) 園児30人、⑨2024年3月:「みんなのぼうさいフェスティバル」於)ららぽーと名古屋みなとアクルス

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度には、様々な防災教育活動において、防災ダンス教材の実践を行うことができた。しかしながら、コロナ禍を経て学校教育ではカリキュラムの変容が続き、指導年間計画の中で授業実践を行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

2024年度には、以下の点に取り組む予定である。

(1)「防災活動」イメージ調査の実施:2023年度の大学生を対象に行ったSD法を用いた「防災活動」のイメージ調査を、2024年度には、調査人数・大学生以外の一般にまで規模を拡大して、引き続き調査を実施する予定である。それらの調査をまとめて、論文として発表を行う。

(2)防災ダンス教材の実践:前述の通り、2023年には実現できなかった防災ダンス教材の実践を、倉敷市の小学校の協力のもと行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 学体育授業におけるe-Learning を活用した身体活動増進プログラムの効果2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木久雄他
    • 雑誌名

      大学体育スポーツ学研究

      巻: 21 ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] n Examination of the Influence of the Laban/ Bartenieff Movement System (LBMS) on the Process of Dance Creation: A Case Study of Experienced Classical Ballet Dancer2024

    • 著者名/発表者名
      Wing-In Chiu,Nagisa Ohashi,Haruko Sako
    • 学会等名
      2024 Asia-Pacific International Conference on Arts & Humanities
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Dance Image of Japanese University Students2024

    • 著者名/発表者名
      Risako,Yoshimura, Mkiki Ozeki, Haruko Sako
    • 学会等名
      2024 Asia-Pacific International Conference on Arts & Humanities
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Group resilience in the face of group collapse caused by COVID-19: Targeting university sports teams.2023

    • 著者名/発表者名
      Mkiki Ozeki, Risako,Yoshimura, Haruko Sako
    • 学会等名
      15th Biennial Conference of Asian Association of Social Psychology, Hong Kong, China
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] The process of recovery from collapse of a group due to COVID-19 catastrophe.2023

    • 著者名/発表者名
      Mkiki Ozeki, Risako,Yoshimura, Haruko Sako
    • 学会等名
      Joint Congress of ICOH-WOPS & APA-PFAW 2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 台湾の舞踊教育におけるラバン・ムーブメントシステムの導入と発展に関する研究 ―1940 年代から 1990 年代に着目して―2023

    • 著者名/発表者名
      趙 穎妍,酒向治子
    • 学会等名
      舞踊学会第26回定例会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] 岡山大学酒向治子研究室

    • URL

      https://sakolabo.jp

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi