研究課題/領域番号 |
23K02437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
岡野 昇 三重大学, 教育学部, 教授 (20314106)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 運動遊び / 運動学習 / 学びの基盤 / 認知的・社会情動的発達 / 教授学習支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、幼児期から小学校期の体育における運動遊び・運動学習について、「健康の保持増進や体力の向上、運動実践への参加」に留まらず、「認知的・社会情動的発達を促す学びの基盤」として再定義することで、応答的で協応的な身体を育むためのコンテンツを開発する。また、開発した運動遊び・運動学習のコンテンツを中心に、教師の実践をサポートし、教師の学びを持続可能なものにするためのeラーニングプラットフォーム「三重大学Moodle3.5」を活用した教授学習支援システムを構築し、新しい学び方を提案する。
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研究実績の概要 |
本研究は、幼児期から小学校期の体育における運動遊び・運動学習について、「認知的・社会情動的発達を促す学びの基盤」として再定義し、そのコンテンツ開発を行うと同時に、開発した運動遊び・運動学習のコンテンツを中心に、教師の実践をサポートし、教師の学びを持続可能なものにする教授学習支援システムの構築を目指すことを主題とし、二つの研究課題を設定した。【研究課題①】では、民主主義的な市民社会の建設を標榜する21世紀型教育の観点から組み替えることで、応答的で協応的な身体を育むためのコンテンツを開発することを目的とした。【研究課題②】では、【研究課題①】で開発した運動遊び・運動学習のコンテンツを中心に、三重大学Moodle3.5を活用した教授学習支援システムを構築することを目的とした。1年次研究としての実績は、次の通りである。 【研究課題①】では、幼児・児童期における応答的で協応的な身体を育むためのコンテンツの試案を作成し、実技講習会(「体育の学び」のデザイン研修、幼稚園・保育園教員及び小・中学校教員対象)において試行した。内容は、小学校における生徒指導上の諸問題の急増と、コロナ禍による密接回避に伴う身体接触・協同的な運動の実施時間の激減の背景から、概ね受け入れられたことがアンケート結果を通して読み取ることができた。 【研究課題②】では、オープンソースのe ラーニングプラットフォームである「三重大学Moodle3.5」を活用した教授学習支援システム「津市e-Learningポータル:令和5年度 津市体力向上推進委員会」のサイトを立ち上げた。ワーキングチーム(津市教育委員会体力向上推進委員会メンバー、応募によって選出されたメンバー、津市教育委員会指導主事の計20名)が、情報共有及びフォーラム(ディスカッション)を可能にしたものであり、1年間を通じて1472件のアクセスがあった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ワーキングチームの立ち上げ、ワーキングチーム会議の開催、コンテンツ(試案)の開発、実技講習会の開催、プラットフォームの開発及び試運用等を実現できたため。
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今後の研究の推進方策 |
プラットフォーム用のノートPCの購入を次年度に変更したため、未使用額が生じた。 生じた未使用額は、予定通りノートPCの購入に充てる。
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