研究課題/領域番号 |
23K02468
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
奥野 浩之 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (80552067)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 社会科憲法学習 / アクティブ・ラーニング / 学習アプリ / グループディスカッション / ゲーミフィケーション / デジタル・コンテンツ / 主体的・対話的で深い学び / 社会科 / 憲法学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、一部の生徒がグループディスカッションに参加できない原因を分析し、ゲームの「匿名性」「ポイント制」「レベル制」という要素を取り入れ、さらにアプリの「データ管理」という特性を生かすことによって、すべての生徒が主体的にアクティブ・ラーニング型の社会科憲法学習に参加し、対話的で深い学びを実現できるアプリを開発する。
|
研究実績の概要 |
本研究は「憲法学習においてすべての生徒が主体的にグループディスカッションに参加し、対話的で深い学びを実現する方法はあるのか」という「問い」が研究課題の核心となっている。本研究では、この問いにこたえるため、ゲーミフィケーションを取り入れたアクティブ・ラーニング型の中学校社会科憲法学習アプリを開発することを目指している。 そのため、本研究初年度の2023年度は、中学校社会科憲法学習に関わる多様な授業実践を見学すると同時に、教師へのインタビュー調査を通して、対面授業時のグループディスカッションにおける課題を分析することに重点を置いた。しかし、2023年度は学校現場においてコロナ禍で止まっていた活動が再開する一方、ICT機器の活用を前提とした授業にも対応しなければならなくなり、本研究への十分な協力を求めることが難しく、対面授業時のグループディスカッションにおける課題を十分に整理・分析することができていない。 また、2023年度は、ゲーミフィケーションを学習設計に取り入れた実践を集め、それらの分析を通して、アクティブ・ラーニング型学習アプリに取り入れるゲーム要素を精選し、アプリ設計の基本方針を策定することにも努めた。しかし、2023年度後半に研究代表者自身が大病を患い、手術、入退院を繰り返すことになってしまったため、研究を進めることが困難になってしまった。2024年度は、研究代表者自身が病気を完治させ、本研究の遅れを取り戻し、対面授業時のグループディスカッションにおける課題を明らかにするとともに、アプリ設計の基本方針を決定したい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究における対面授業時のグループディスカッションの課題の分析にあたって、学校現場との連携は必要不可欠であるが、2023年度は学校現場においてコロナ禍で止まっていた活動が再開する一方、ICT機器の活用を前提とした授業にも対応しなければならなくなり、本研究への十分な協力を求めることができる状況にはなかった。また、2023年度後半には、研究代表者自身が大病を患い、手術、入退院を繰り返すことになってしまったため、研究を進めることが困難になってしまった。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は、学校現場の授業担当教員と緊密な連携をとり、対面授業時のグループディスカッションにおける課題を明らかにするとともに、研究代表者自身が病気を完治させ、ゲーミフィケーションを学習設計に取り入れた実践を分析し、アプリ設計の基本方針を決定したい。加えて、ゲーミフィケーションを取り入れたアクティブ・ラーニング型学習アプリの設計に取りかかる予定である。
|