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低学力層の学習自己評価と客観的評価とのミスマッチを炙り出す直接評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K02516
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関崇城大学

研究代表者

池田 徳典  崇城大学, 薬学部, 准教授 (00613530)

研究分担者 中山 泰宗  崇城大学, 総合教育センター, 准教授 (10758832)
寒水 壽朗  崇城大学, 薬学部, 准教授 (90412733)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード教学マネジメント / 教育研究 / 学修成果の可視化
研究開始時の研究の概要

学生の学修成果・教育成果の把握・可視化において、定期試験は科目レベルにおける学生の学修成果を把握する最も有用な直接評価の指標である。本研究では薬学生の低学力層を対象とし、試験問題を工夫することで、学生の自信度 (自己評価)と、正誤の有無 (客観的評価)とのミスマッチ度を直接的に評価可能とする方法を確立させ、その有用性を検証する。

研究実績の概要

教学マネジメントの確立のために必要とされる様々な要素の中で、学生の学修成果・教育成果の把握・可視化は重要な要素であり、定期試験は科目レベルにおける学生の学修成果を把握する最も有用な直接評価の指標である。この定期試験不合格学生には再試験をさらに行い、直接評価を重ねる場合があるが、再試験対象者の場合、元々の学習行動に何らかの問題があることが予想されるため、試験結果を利用した根本的な教育指導が必要である。しかしながら、各再試験問題における単純な正誤の評価だけでは、当該科目に対する学生の自信度や理解度を真の意味で推定することはできず、適切な教育指導は難しい。そこで本研究では薬学生の低学力層 (再試験対象者)を対象とし、再試験問題を多肢選択問題とし、一定の条件下で各問題に対する配点を学生に委ねることで、それぞれの問題に対する配点の大きさ(学生の自信度:自己評価)と、配点の大きさに見合った正誤の有無 (客観的評価)とのミスマッチ度を直接的に評価可能とする再試験法を確立させ、その有用性を検証した。
令和5年度、我々は倫理審査委員会に本研究の倫理申請を行い、研究の承認を得た。次に解析に必要な学生情報及び成績データのファイルを作成を行った。さらに統計解析専用のデータファイル (データセット)と、データセット定義書の作成を研究代表者及び研究分担者で行った。現在、学生の自信度 (自己評価)と、正誤の有無 (客観的評価)とのミスマッチ度を直接的に評価可能とする解析手法の検討を行っており、一定の見解が得られた段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

学生の自信度 (自己評価)と、正誤の有無 (客観的評価)とのミスマッチ度を直接的に評価可能とする解析手法の検討において、一定の目途が付いたため。

今後の研究の推進方策

複数の科目で、正誤の有無 (客観的評価)とのミスマッチ度を直接的に評価可能とする解析手法を試すことで、妥当性について確認する。その上で、研究成果の公表 (論文化) を目指す。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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