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大学における研究所・研究組織の構造と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K02521
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関東京大学

研究代表者

阿曽沼 明裕  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (80261759)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード大学の研究機能 / 研究組織 / 研究所 / 教育と研究 / 大学の研究組織 / 研究機能 / 教育機能 / 研究大学
研究開始時の研究の概要

本研究では、大学における研究所・研究組織の構造や機能などその在り方を、教育機能に傾斜した基本組織との関係から検討し、どのような条件でどのような組織化がなされているのか(研究の組織化の多様なパターン)を明らかにする。具体的には多様な研究所・研究組織を類型化する。主な分析の対象は日本の大学の研究所・研究組織であるが、歴史的な経緯についての分析、日本の特徴をより明確にするためにアメリカ等他国との比較分析も行う。

研究実績の概要

社会において研究機能は大学外で拡大しているとはいえ、依然として大学が研究活動の重要な拠点であることから、研究機能は教育機能と隣接することに意義があり、それゆえに大学の研究機能は教育機能といかにバランスを保ち、いかに相互に貢献させることができるのかが課題であると考えられる。そうした認識から、本研究の目的は、大学における研究所・研究組織の構造と機能を、教育機能や基本組織(学部・研究科、デパートメント等)との関係から検討し、多様な研究所・研究組織の類型や、研究の組織化のパターンを探ることにある。
本年度は、第一に、大学等の研究組織に関わる文献や資料を収集し、研究組織とは何か、また基本組織(学部・研究科、デパートメント等)との距離や関係について、その多様な捉え方を検討した。第二に、日本の大学の研究所・研究組織に関する歴史的な文献や資料を整理し、研究所・研究センターの発展や構造的な変容について検討した。戦後の教室・研究室の民主化、共同利用研究所問題、大学の自治と附置研問題、大規模研究所の大学からの離脱、大学紛争時の講座制批判、筑波大学の新組織体制、教育と研究の組織的な機能分離、研究組織の流動化、研究所と大学院生問題など、多様な観点からの研究組織の問題について整理した。また、戦後の1990年頃までの国立大学の研究所・研究センターの発展を講座組織との関係からたどる分析を、以前行ったが、それ以後についても検討を行い、とくに今世紀に入って学術政策・行政の変化や国立大学の法人化、大学の経営強化などを背景に、大学の研究組織の多様化が進むとともに、基本組織との接近がみられることが分かった。第三に、東大などを事例に、ウェブサイトの情報などから、現在の大学の研究組織の多様化についても整理を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

一昨年度末から長期に体調を壊しため、業務を普通にこなすことができず、研究時間を充分にとることができなかった。

今後の研究の推進方策

今年度は、当初の計画に近づくように、本研究課題にも時間を注ぐ予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 高等教育分野における知の多様性―知識形成と人材養成を巡ってー2023

    • 著者名/発表者名
      阿曽沼
    • 雑誌名

      高等教育研究

      巻: 26 ページ: 11-32

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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