研究課題/領域番号 |
23K02523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
恒川 幸司 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70556646)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 入学者選抜 / Institutional Research / 長期アウトカム / Multiple mini interview |
研究開始時の研究の概要 |
入学者選抜時に入手した面接や調査書などの非認知領域能力におけるデータが、医師・医学生のその後のアウトカムにどのような影響・関連を及ぼしているかを長期的に検証し、入学者選抜法の抜本的改革・開発を図る。 研究の方法は、以下の通りである。 ①入学者選抜評価における非認知領域データの選定(2023年度) ②選定された非認知領域データにおける有用性の検証(2024~27年度) ③入学者選抜法の抜本的改革・開発(2026~27年度)
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研究実績の概要 |
2023年度に研究代表者の所属大学の異動があったことに伴い、旧所属におけるデータの解析は困難となった。また、Multiple Mini Interview(MMI)に関しては、当面の実施が困難になった。しかしながら、新所属におけるデータ取得の更新作業を要したものの、調査書および面接データを中心とした入試データ、在学中データを漸次入手することができた。特に、面接データに関しては、ステーションごとの結果や、面接時のコメントなどの質的データなど、前所属よりも詳細なデータを得ることができた。これによって、各入学者選抜評価の非認知領域データの有用性を、RVECAのフレームワークを用いて検証する基盤がある程度整ったと考えられる。一方で、長期的なアウトカムの検討が行われ、その中の一つとして、研修マッチング結果に関するデータを挙げ、調査を実施したところ、その結果、実際の採用者数は定員を満たしているわけでは無いことが明らかとなり、マッチング実績の良い病院が必ずしも真に教育の優れた研修病院」とは言い切れないことが副次的に明らかとなったため、英文誌および学術大会に発表した。ほぼ同時期に、研修病院における過労死の問題が明らかとなったため、各学生だけでなくキャリアに関する長期的なアウトカムの重要性が、よりクローズアップされた。さらに、長期的なアウトカムに関しては、卒業時コンピテンシーに関するアンケートを入手して予備解析を実施したことによって、本データが長期的なアウトカムについて妥当な因子であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の異動に伴い、入試および長期アウトカムデータの収集を再度実施している。
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今後の研究の推進方策 |
まず、各入学者選抜評価の非認知領域データの有用性を、RVECAのフレームワークを用いて検証する。次に、面接データや調査書と長期アウトカムの関連性を検証する。さらに、長期アウトカム自体の妥当性についても併せて検証する。
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