研究課題/領域番号 |
23K02529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
ウイリアムソン ロジャー 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (90298456)
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研究分担者 |
柴田 弓子 北九州市立大学, 外国語学部, 講師 (00927907)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 海外留学 / アカデミックアドバイジング / 学修支援 / 海外インターンシップ / キャリアディベロップメント / 留学 / 海外学修支援 / Covid-19 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ニューノーマル時代における海外学修プログラムの学びを最大化するための支援策を学修支援(アカデミック・アドバイジング)の観点から検討することである。現地渡航型(オンサイト)の留学による異文化体験の価値を問いコロナ以降の海外学修における課題分析を行い統合的な支援システムの構築を行う。また、海外学修成果の可視化による学生のキャリア開発への橋渡しとプログラムの質向上のための改善策を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、ニューノーマル時代における異文化体験を最大化するため、学修支援の観点から留学支援策を検討することである。海外学修支援の観点から学生の学修成果を可視化し、キャリアディベロップメントへの接続支援を行うため、日本人留学生を対象とした調査を留学前、留学中、帰国後に行う。学生が遭遇する困難について明らかした上で、留学支援教材の開発、統合的なサポートシステムの構築を行う。 初年度は学部生(約450名)を対象に「海外学修に関するオンラインアンケート調査」を行い、留学や海外インターンシップの目的や準備を進めていく上での課題、どのような海外学修支援を必要としているのか等についてコロナ前のデータとの比較も含め学生の視点を明らかにした。 また、留学・海外インターンシッププログラムに参加する学生(27名)を対象とした留学アセスメント(行動特性診断)の実施および留学前、留学中、帰国後のインタビュー調査、海外協定大学の教職員への現地インタビュー調査を行い、データ分析から得た知見を国際学会で発表した。また、初年度で得た知見を基にこれまでの海外学修支援システムを見直し、今年度4月初旬にはアカデミックアドバイジングの視点を取り入れたガイダンスを留学予定者全員に実施した。(参加者へのアンケートを実施)また、帰国者の実績をふまえ海外学修の目的を明確にするため履修計画や単位認定のプロセス等を可視化した資料作成を行うと共に留学先での履修計画を立てる際に参考となり得る単位認定実績データベースと情報共有システムを構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に予定していた「海外学修に関するオンラインアンケート調査」、「留学アセスメント」の実施、留学・海外インターンシッププログラム参加学生対象の聞き取り調査(留学前、留学中、留学後)および現地調査(海外協定大学の教職員へのインタビュー)は無事終了した。海外の学会発表も1回実施することができた。また、初年度での調査結果から海外学修支援システムの改善点を明らかにし、新たにガイダンスの実施や資料作成、情報共有ツールの開発を行った。二年次以降も上記調査を引き続き行い、調査で得た結果を学会発表および論文執筆を予定している。以上のことから、本研究は概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
二年次以降も引き続き1)海外学修に関するオンラインアンケート調査、2)留学アセスメントの実施、3)留学・海外インターンシッププログラム参加学生対象の聞き取り調査、4)海外協定大学の教職員へのインタビューを実施する予定である。海外学修支援システムの改良(ガイダンス、資料、情報共有)がプログラム参加予定の学生にどのように作用するのか、データ収集と分析を進めていく予定である。また、学会発表、論文執筆などを通して研究の成果の共有を行っていきたい。
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