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産学連携の組織的な促進のためのインセンティブと大学組織マネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K02553
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関高知大学

研究代表者

吉用 武史  高知大学, 教育研究部総合科学系地域協働教育学部門, 准教授 (10606792)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード産学連携 / 地域連携 / 大学組織マネジメント / 大学経営
研究開始時の研究の概要

大学には「教育」「研究」「社会貢献」のミッションがある。全国の大学がそれぞれの特色を生かして尽力しているが、大学組織だけでなく研究者個人でも全てのミッションの遂行を求められ、現場の教員の疲弊感など無理が生じている。本研究では、産学連携における研究者のインセンティブに対する意識と行動を調査すると共に、大学組織のマネジメント上の課題と照査することで、適切な研究者評価システムを検討し、産学連携を組織的に促進する大学の在り方を考察する。

研究実績の概要

本研究は、産学連携における大学研究者のインセンティブに対する正確な理解と、大学の組織マネジメントへの反映を目的とし、インセンティブの多様性および優先順位の調査と、大学役員等が感じているマネジメント上の課題把握のため、各種情報収集と分析およびヒアリングを行うものである。
2023年度は、学内における研究者意識調査の結果を踏まえ、研究者および役員等へのヒアリングを行った。対象研究者は年齢は40~50代。産学連携の経験の有無、人文社会科学系・生命科学系など、多様な構成に留意した。また役員は地域連携や産学連携を所掌する教員とした。結果として、いずれの研究者も社会貢献活動への高い意識を持っていることは既調査結果のとおりであったが、研究者のキャリア形成過程における経験が意識変遷の重要なファクターとなっていること、それに対する組織的なフォローアップの有無の重要性が伺い知れた。また役員の課題認識として、研究者へのインターナルマーケティングの不十分や、社会貢献意識と地域社会とのリレーションシップによるインタラクティブマーケティングの重要性が挙げられた。
研究者の経験がインセンティブに起因することや、大学の組織マネジメント上の課題も確認できた。本研究の内容は以下学会にて発表した。
〈学会発表〉「地域貢献を掲げる大学の現場における支援の在り方について」産学連携学会第21回年次大会・オーガナイズドセッション(2023年6月13日)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り研究者および役員へのヒアリングを実施した。学内の各種情報の把握については、可能な限り多岐に渡る情報の分析を行うことを目指すため、情報管理部局も多岐に渡ることから、その収集方法の検討および各所との調整が引き続き必要となる。現在のところおおむね順調に進んでいると考えられる。

今後の研究の推進方策

当初計画通り、研究者による産学連携活動(共同研究、受託研究、特許出願、学術指導、研究成果有体物譲渡など)や競争的資金申請(科研費等の基礎研究型競争的資金申請、JST,NEDO等の応用研究型競争的資金申請など)、その他の学内活動(支援人材への相談、発明相談、公募事業の説明会参加など)を情報整理し、研究者の意識と実際の活動とを照査して研究者のインセンティブ構造の実態に迫る。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域貢献を掲げる大学の現場における支援の在り方について2023

    • 著者名/発表者名
      吉用 武史
    • 学会等名
      産学連携学会第21回年次大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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