研究課題
基盤研究(C)
2022年9月、国連の障害者の権利に関する委員会は日本の第一次報告書に対して「長く続く特別支援教育により、障害児は分離され、通常の教育を受けにくくなっている」との最終見解を公表した。特別な場で分離的に提供される特殊教育から、一般的な教育制度から排除されず個のニーズに柔軟に応じるインクルーシブ教育への転換は依然課題である。よって、本研究では学校教育における「柔軟な個別化」に関する北欧と日本の比較研究を通じて、インクルーシブ教育をいかに促進するかを学術的問いとする。