研究課題
基盤研究(C)
聴覚障害のある幼児児童生徒に向けた自立活動の内容は多岐に渡り,担当教員にあっては高い専門性を有することが求められる。一方で,各教科における教育内容の増加やそれに伴う教育課程の過密化に加え,学校運営等に係る業務量の増加といった今日的課題の影響もあり,教員が自立活動の指導用教材・教具を作成するための時間を十分に確保できないという状況も生じている。このような状況を踏まえ,本研究課題では,聴覚障害のある幼児児童生徒に向けた自立活動で使用するためのデジタル教材を試作し,(1)教材作成・編集作業の効率性,(2)教材の可搬性・汎用性・拡張性,(3)教材使用による教育効果,の3つの観点から評価・検証を行う。