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離島における持続可能な保護者支援システムの構築に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K02596
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

肥後 祥治  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (90251008)

研究分担者 衛藤 裕司  大分大学, 教育学部, 教授 (00284779)
有村 玲香  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 准教授 (20713689)
前野 明子  志學館大学, 人間関係学部, 講師 (30883516)
今村 幸子  鹿児島女子短期大学, 児童教育学科, 講師 (30912539)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード離島 / 保護者支援システム / 持続可能性 / 特別支援教育 / 行動分析 / 保護者 / 支援システム構築 / 実践的研究 / 保護者支援 / 支援者コミュニティ / 遠隔学習
研究開始時の研究の概要

本研究は、3つの離島を研究対象フィールドとする実践的研究である。第1の研究目的は、遠隔方式による保護者支援プログラムと支援者養成プログラムの提供を社会資源の少ない地域(本研究では離島)で行うことにより、遠隔方式でのプログラム展開の有効性の検証をおこなうことである。2つ目は、それぞれの島にとおいて「保護者支援コミュニティ」の組織の立ち上げを促し、最終的に3島の「保護者支援コミュニティ」を統合した「離島圏支援者コミュニティ」の立ち上げを提案し機能化させることをめざす。この研究によって、社会資源の少ない地域における保護者支援体制の構築方法のもう一つの選択肢を提案することができると考えている。

研究実績の概要

2024年度も、2023年度同様に3つの離島(徳之島、沖永良部島、)において、保護者支援プログラムと保護者プログラムに参加するインストラクター養成プログラムを遠隔方式において5回(基本的に隔週)実施した。プログラムのフォローアップは、研究代表者が各島に実際に訪問し実施をした。
2023年の保護者支援プログラムと保護者プログラムに参加するインストラクター養成プログラムの実施の結果の整理も行われた。保護者プログラムへの参加者12名(3島合計)の行動分析の学習とうつ度を評価するKBPAC、BDIーⅡの平均値の結果は、いずれも5%水準で、上昇と低下という望ましい方向への変化がみられた。
インストラクター養成プログラムへの参加者43名の行動分析の学習を評価するKBPACの平均値は、5%水準で有意な上昇が確認された。心理的状況を測定するために実施されたPOMS短縮版の8領域においては、平均値の変化において有意なものは検出されなかった。
本研究の一部として実施されている行動論の知識測定の研究においては、鹿児島大学教育学部紀要教育科学編第76巻(2025)に「応用行動分析の知識測定のための質問紙開発の基礎研究」、釧路短期大学紀要第5号号に「インクルーシブに向かう保育・教育のパラダイムを考える」、日本発達障害学会第59回研究大会(2024)「応用行動分析の習得知識の測定に関する研究3」,日本特殊教育学会第62回大会(2024)「保育士養成課程における応用行動分析に関する授業の効果」として報告された。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

ここ2年間予定していた、複数の離島において、遠隔方式での保護者プログラムとインストラクター養成プログラムの実施を完了することができた。初年度の資料の分析も終わり、学会等での発表の準備を行っている段階ある。2年目の資料はこれが分析に取りかかる段階である。
保護者プログラムおよびインストラクター養成プログラムの実施と並行して行われてきた行動論的支援の知識測定の研究のひな形となる質問紙について、鹿児島大学教育学部紀要教育科学編第76巻(2025)に「応用行動分析の知識測定のための質問紙開発の基礎研究」、日本発達障害学会第59回研究大会(2024)「応用行動分析の習得知識の測定に関する研究3」として報告された。

今後の研究の推進方策

2025年は、最終年度である。第3回目の3つの離島での遠隔方式を用いた保護者トレーニングとインストラクター養成プログラムを引き続き実施し、遠隔方式でのこの2つのプログラムの効果についての実証的資料を収集する。
現在開発中の質問紙を実施し、その有用性についても検証を行う。
来年度以降のこの地域の保護者支援のあり方についてステークスホルダーと議論しながら、持続可能な支援のあり方について吟味をおこなっていく。

報告書

(2件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2025 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 応用行動分析の知識測定のための質問紙開発の基礎研究2025

    • 著者名/発表者名
      肥後祥治・徳丸主麿・今村幸子
    • 雑誌名

      鹿児島大学教育学部紀要 教育科学編

      巻: 76 ページ: 43-64

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] インクルーシブに向かう保育・教育のパラダイムを考えるー私たちの実践はどこに向かっているのかー2024

    • 著者名/発表者名
      服部健治・小林麻如・二宮信一・肥後祥治
    • 雑誌名

      釧路短期大学紀要

      巻: 51 ページ: 17-26

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 遠隔方式によるワークショップを多用した保護者支援プログラムの効果に関する予備的研究2023

    • 著者名/発表者名
      肥後祥治・今村幸子
    • 雑誌名

      九州地区国立大学教育系・文系研究論文集

      巻: 9(2)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 特別支援教育のSDGs:地域連携による特別支援教育の担い手の育成2024

    • 著者名/発表者名
      喜屋武睦・菊池哲平・肥後祥治・下條満代・古賀精治
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第62回大会 大会企画シンポジュウム4
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育士養成課程における応用行動分析に関する授業の効果2024

    • 著者名/発表者名
      今村幸子・肥後祥治
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第62回大会 P2-42
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 応用行動分析の習得知識に測定に関する研究32024

    • 著者名/発表者名
      今村幸子・肥後祥治
    • 学会等名
      日本発達障害学会第59回研究大会 P2-12
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [図書] 自閉スペクトラム症教育の基本と実践2023

    • 著者名/発表者名
      斉藤宇開・肥後祥治・徳永豊
    • 総ページ数
      159
    • 出版者
      慶應大学出版会
    • ISBN
      9784766428650
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2025-12-26  

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