研究課題
基盤研究(C)
本研究はインクルーシブ教育に関する数理モデル開発からの知見をもとに日本国内の各自治体における特別支援教育の展開の特徴を明らかにするとともに、インクルーシブ教育の国際比較として頻繁に引用されるものの依然として20世紀後半の統合教育の比較指標が用いられているOECD加盟国の統計情報に新しい比較手法を導入するための具体的な知見獲得、さらに国際比較が可能な数理モデルとその利用による的確な分析方法を開発・応用することを目指すものである。数理モデル化に必要な知見を得られれば、異なる自治体や国の間での特徴比較分析がより客観的に行えるようになるはずである。