研究課題/領域番号 |
23K02621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
杉本 明子 明星大学, 教育学部, 教授 (30311145)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ディスレクシア / 幼児 / 音韻障害 / 視覚注意範囲障害 / 読み学習 / 脳神経学的基盤 / 発達的変化 / fNIRS / 発達性ディスレクシア / 認知障害 / 未就学児 / 縦断的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本語を母語とする就学前の子どもに対して、音韻障害および視覚注意範囲障害の検査を実施して、それらの障害の有無を診断し、文字の読み学習開始後にそれらの障害を有する子どもは実際に読みの獲得において困難が認められるか否かを縦断的に検討するとともに、音韻障害や視覚注意範囲障害を持つ子どもと定型発達児の脳活動をfNIRSを用いて比較・検討することにより、ディスレクシアの脳神経学的基盤を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、アルファベット言語のディスレクシアの原因として指摘されてきた音韻障害と視覚注意範囲障害が日本語ディスレクシアの原因としても存在するか否かを実証的に検討する(研究1)とともに、音韻障害と視覚注意範囲障害に関連する神経学的基盤(脳の解剖学的部位とネットワーク)を解明すること(研究2)を目的とする。 研究1では、日本語を母語とする就学前の子どもに対して、音韻障害および視覚注意範囲障害の検査を実施して、それらの障害の有無を診断し、文字の読み学習開始後にそれらの障害を有する子どもは 実際に読みの獲得において困難が認められるか否かを縦断的に検討する。研究2では、音韻障害や視覚注意範囲障害を持つ子どもと定型発達児の脳活動をfNIRSを用いて比較・検討することにより、ディスレクシアの脳神経学的基盤を明らかにする。 当該年度は、主に次の(a)~(d)を実施した。(a)幼児に対して実施する実験課題(音韻障害と視覚注意範囲障害の検査課題)を作成するために、国内外の文献・資料を収集し、先行研究に見られるディスレクシアの認知障害を診断するための方法・検査法を分析・整理し、試作的な実験課題を作成した。(b)児童および幼児に対して試作的実験課題を用いた予備実験を開始した。(c)幼児の知的発達を測定するための検査キットを購入し、どのような手順で知能検査を実施していくかについて検討した。(d)実験対象者に対して実施する説明会の概要を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度において、試作的な実験課題を作成し予備実験を開始したが、実験協力者の日程上の都合等により、当初の予定よりも進捗がやや遅れている。現在、研究の遅れを取り戻すため、予備実験の遂行に最善を尽くしているところである。
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今後の研究の推進方策 |
今後、予備実験をさらに進め、得られた結果に基づいて、(1)本実験課題および実施方法を検討する、(2)幼児を対象とした本実験を実施して、幼児の読みの獲得過程に関する縦断的データを収集することを予定している。そのために、研究参加者の協力が得られるように関係機関に積極的に働きかけるとともに、研究代表者とリサーチアシスタントとの連携をさらに強化して、実験を効率化していくことが重要である。
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