研究課題/領域番号 |
23K02648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
中吉 陽子 安田女子大学, 看護学部, 准教授 (30638721)
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研究分担者 |
池田 智子 安田女子大学, 心理学部, 教授 (90284140)
高瀬 美由紀 安田女子大学, 看護学部, 教授 (50437521)
坂村 八恵 広島国際大学, 看護学部, 准教授 (70342277)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学習観 / 看護学生 / 学習の場 / 看護基礎教育 |
研究開始時の研究の概要 |
講義・演習・臨地実習を往来しながら学習経験を積む看護学生の学習観とその経年変容を明らかにし、適切な学習観へと移行させる教育プログラムを構築するために、以下に示す①~③を実施する。初めに、①看護学生に面接調査を行い、学習観の構成因子とへ変容の道程を明らかにする。続いて、②①の結果と関連文献をもとに看護学生の学習観測定尺度の尺度項目を生成する。そして、予備調査と本調査を経て看護学生の学習観測定尺度を作成する。最後に、③適切な学習観を形成し発展させる教育プログラム試案を作成する。教育プログラム試案の実用性を検証した後、パイロットスタディを実施し、②で作成した学習観測定尺度で教育成果を検証する。
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研究実績の概要 |
看護職の責務を果たすための自己研鑽は個人の責務であり、学習者としての資質や自ら成長できる能力も看護職の必要条件である。そのため、看護基礎教育から将来を見据えて自己研鑽を続ける基本能力の育成に取り組む必要がある。本研究は、講義・演習・臨地実習を往来し、特殊で複雑な学習経験を積む看護学生の学習観と経年変容の解明し、適切な学習観へと移行させる教育プログラムを開発する。そのため研究1では、看護学生に学習に関する面接調査を実施し、学習観と学習観の経年変容を解明する。さらに研究2では、学習観測定尺度を作成する。最終段階である研究3では、適切な学習観を形成し発展させる教育プログラムを考案・実施し、学習観尺度で教育成果を検証する。 2023年度は、2022年度から実施している面接調査を継続して実施し、「学習に対する考え方や効果的だと思う学習方法」について、25名のデータを取り終えた。現在は、修正版グラウンデッドセオリーを用いて面接データを分析している。 また、看護学生の学習観を深く探求するために、その前提となる大学生の学習観に関する文献検討を実施した。大学生は、中高生と共通する狭義の意味での学習観と大学生に限定される広義の意味での学習観を持つことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度に計画していた面接調査によるデータ収集が終了し、現在分析作業に着手している。また、研究2の研究計画の立案、倫理申請に向けた準備をしている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、面接データの分析を終了し、看護学生の学習観の変容を明らかにする。さらに研究2に着手し、研究1の分析結果に基づき看護学生の学習観測定尺度を作成する予定である。
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