研究課題/領域番号 |
23K02655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
松平 拓也 金沢大学, 総合技術部(情報), 主任技術職員 (50397197)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 情報システム / 統合認証基盤 / トラストフレームワーク / フェデレーション / GakuNin |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、大学ニューノーマル時代において多様な対象者に対して適切かつ永続的に大学が保有する教学に資するあらゆるリソースを提供可能とする次世代型教学フェデレーション基盤を開発し、確立することを目的とする。その実現に向けて、大学特有の事情を考慮しながらも対象者の身元確認の正確性維持を可能とする本人確認アーキテクチャを開発し、生涯にわたり継続的に非対面での本人確認可能な仕組みの確立を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、大学ニューノーマル時代の永続的な学びを担う次世代型教学フェデレーション基盤を開発し、確立することを目的とする。その実現に向け、各大学が保有する教学ICT基盤や教学データなど教学に資するあらゆるリソースに対して、当該組織に所属する構成員を超えて学びを受けようとする誰しもが安全・安心に利用可能となる世界最先端の教学環境を構築する。 本年度は、本研究課題を遂行するために、本人確認に関わる技術要素の最新情報やそれらの今後の動向などについて研究調査を実施した。そして、他大学・他機関における本人確認に関わるシステムの開発・導入・検討状況や、国内外の動向を把握するために、先進的な統合認証基盤を主題とした各種シンポジウム・会議・研究会などに積極的に参加し、研究調査を行った。 そして、そこから得られた様々な調査結果を基として、大学の実情に即した本人確認アーキテクチャを新開発するにおいての規則的・技術的な問題点や課題点の整理と検討を重ね、その上でアーキテクチャのプロトタイプの考案を行った。なお、プロトタイプの考案においては、国立情報学研究所(NII)が中心となって進められ、現在大学間認証連携の主流となっている学術認証フェデレーション(GakuNin)において採用されている、Shibbolethと呼ばれるオープンソースソフトウェアをベースとし、将来的に多くの大学・機関が利用することが可能となるように考慮した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、本研究課題を遂行するために、本人確認に関わる技術要素の最新情報や今後の動向などについて資料検索を実施した。そして、他大学・他機関における本人確認に関わるシステムの開発・導入・検討状況など把握するために、先進的な統合認証基盤を主題とした各種シンポジウム・会議・研究会などに積極的に参加し、研究調査を行った。 そして、そこから得られた様々な調査結果を基として、本人確認アーキテクチャを新開発するにおいての規則的・技術的な問題点や課題点の整理と検討を重ね、その上でアーキテクチャのプロトタイプの考案を行った。なお、プロトタイプの考案においては、国立情報学研究所(NII)が中心となって進められ、現在大学間認証連携の主流となっている学術認証フェデレーション(GakuNin)において採用されている、Shibbolethと呼ばれるオープンソースソフトウェアをベースとし、将来的に多くの大学・機関が利用することが可能となるように考慮した。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、本人確認に関わる技術要素の最新情報や今後の動向などについての資料検索や、先進的な統合認証基盤を主題とした各種シンポジウム・会議・研究会などに積極的に参加を行うなどし、研究調査を行った。そして、そこから得られた様々な調査結果を基として、本人確認アーキテクチャを新開発するにおいての規則的・技術的な問題点や課題点の整理と検討を重ね、その上でアーキテクチャのプロトタイプの考案を行った。 次年度は、今年度に考案したアーキテクチャのプロトタイプの研究開発をさらに進めるとともに、開発したアーキテクチャを本学の統合認証基盤へ試験導入し、実証実験を予定している。そこで見えてくる問題点・改善点を洗い出し、実運用で問題なく利用できるレベルのアーキテクチャへと精度を高めるべく改良を進めていく予定である。 また、今年度遂行した研究開発の成果を、各地で開催されているフォーラムやシンポジウムなどで発表することを予定している。
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