研究課題/領域番号 |
23K02682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
加藤 由香里 東京工業大学, 教育革新センター, 教授 (90376848)
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研究分担者 |
畠山 久 東京工業大学, 教育革新センター, 准教授 (20725882)
室田 真男 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (30222342)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | キャリア支援 / 教育の質保証 / 工学教育 / 大学院生トレーニング / 電子認証バッジ / プレFD / 大学教員 / ポートフォリオ / TA教育 / 教育DX |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,TA活動などの多様な教育経験を「電子ポートフォリオ」に蓄積し,デジタルバッジによって可視化を行い,他の大学院生や教員らにも公開して,デジタルバッジの発行基準の妥当性・信頼性を検討する。これにより,大学院生の学習意欲を喚起して将来の大学教員候補としての職能開発につなげる。
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研究実績の概要 |
本研究では,大学院生の教育経験を通じて習得したスキル・知識に応じたデジタルバッチを発行する基準を明確に定め,大学教員志望者の成長証明書として利用して,将来の大学教員候補としての職能開発プログラムを開発する。このプログラムでは,TA活動などの多様な教育経験をデジタルバッジによって可視化を行い,他の大学院生や教員らにも公開してデジタルバッジの発行基準の妥当性・信頼性を検討する。これにより,将来的には,優秀なTAが若手教育者へと成長する道筋を明らかし,それをプログラム開発に活かすことで,短期間で教育効果の高い大学教員養成講座の開発と改善を可能とする。 初年度は,本研究では,2チーム (評価基準班とシステム構築班) を組織して,以下の課題に取り組んだ。評価基準班では,研究代表者加藤が研究分担者2名(室田・畠山)とプレFDシンポジウム(大阪大学FFP10周年記念シンポジウム)に参加して情報収集を行い,国内の大学教員準備講座担当者と情報交換を行った。また,広島大学が主催する全国大学教育研究センター等協議会に参加して,他大学の教授・学習センターが提供する博士課程学生向けの研修システムについても情報収集を行った。これら情報交換に加えて,国内外の大学HPからPFF(Preparing Future Facultyプログラム)ならびに,高等教育領域の文献調査も実施した。また,デジタルバッジを学習歴証明書として導入した国内の主要教育機関30校に対して行うアンケート項目についても検討を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本国内の大学のプレFDプログラムの実態調査を,2023年前半に実施予定であったが,先行する大阪大学主催のプレFDシンポジウムと広島大学主催の高等教育研究開発センター集会での情報収集に留まった。今後は,国内の主要大学20校に対して,対面あるいはオンラインでプレFDプログラムの実施体制,博士後期課程学生の参加状況,修了生の進路等についてインタビューを行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度前半に国内のプレFDプログラムの実態調査を実施する予定であったが,質問項目の洗い出しなど準備に時間がかかった。2023年は,プレFDプログラム開発に関わってきた大阪大学と広島大学を訪問して,受講者の確保,専門領域での研究と教育訓練の両立等について情報交換を行った。2024年度は国内20校,海外2校を訪問し,プレFDプログラムの実態調査を実施する。この情報に基づいて,新たなプレFDプログラムを研究代表者の所属校においても試行的に開始する。特に,理系基礎教育におけるTAの活用等,プレFDプログラムの内容と大学の教育活動に必要なスキル・知識とのマッチングに重点を絞り,プログラムの妥当性,有効性について検討を行う。これらの検討により,プレFDプログラムの効果の測定するための「評価基準表」を試作し,その有効性と信頼性を本学の大学院生トレーニングプログラム(Graduate Student Assistant: GSA)で確認する。
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