研究課題
基盤研究(C)
音楽教育においては,教師の経験や勘に基づいて演奏技術の指導が行われており,熟達した演奏の技術がうまく継承できないことが多い.本研究では,IT技術を活用することで説得力のあるデータを示し,演奏技術を向上させる指導ができる仕組みの提案を目指して,熟達度の観点で見た「動作による音の発生から知覚・評価」のモデルを構築する.具体的には,まず,熟達した演奏音を生み出す筋肉の特定とそれらの筋力の特徴を分析する.次に,筋活動量と「音のゆらぎ(変動感)」の関係を分析し,筋活動量と変動感の関係分析結果に基づいた熟達度への寄与度判定モデルの構築を目指す.